13の問い

1. 世の中にはさまざまな宗教がある。宗教は何故生まれるのか。何故仏教でなければならないのか。

1. 世の中にはさまざまな宗教がある。宗教は何故生まれるのか。何故仏教でなければならないのか。

1. この問いを掲げたねらい  仏教が世に出現せねばならなかった課題とは何かを明らかにしたい。そのことは、取りもなおさず自らの現在位置を見定めることでもある。 2. さまざまな意見(話し合いのヒント) 悩みや苦しみから逃れたいという願望や、 ...

1. この問いを掲げたねらい  仏教が世に出現せねばならな ...

2. 神も仏も守ってくださる点では同じではないか

2. 神も仏も守ってくださる点では同じではないか

1. この問いを掲げたねらい  仏(如来)とは何かを明らかにしたい。この点を聞き開くことこそが聞法の肝要である。 2. さまざまな意見──話し合いのヒント── お釈迦さまといっても、要は私たちと同じ人間であろう。阿弥陀様とお釈迦様とは違うの ...

1. この問いを掲げたねらい  仏(如来)とは何かを明らか ...

3. 要は「おかげさま」ということであろうから神仏を区別しなくてもよいのではないか

3. 要は「おかげさま」ということであろうから神仏を区別しなくてもよいのではないか

一、この問いを掲げたねらい  ・神を祭るこころの内実を問うことを通して神と仏の違いをあきらかにしたい。力に   よってエゴイズムを果たそうということでよいのかを自らに問いなおしたい。 二、さまざまな意見──話し合いのヒント──  ア 神さまとは、我々み ...

一、この問いを掲げたねらい  ・神を祭るこころの内実を問うことを ...

4. 亡くなった人の供養には、読経が一番のご馳走と聞くが、お経は生きている人のためめに説いてあるという人もある。どういうわけなのか。

4. 亡くなった人の供養には、読経が一番のご馳走と聞くが、お経は生きている人のためめに説いてあるという人もある。どういうわけなのか。

一、この問いを掲げたねらい   読経・勤行の意味を確認したい。読経は仏陀説法の再現であり、法に帰依し、法を  供養することである。この私が不滅の呼び声を聞くということでもある。そのことが    仏の徳を讃える報恩のいとなみともなるのである。 ...

一、この問いを掲げたねらい   読経・勤行の意味を確認したい。読 ...

5. 寺参りや仏壇のお守りは年をとってからでもいいのではないか。

5. 寺参りや仏壇のお守りは年をとってからでもいいのではないか。

一、この問いを掲げたねらい  寺や仏壇は仏(本尊阿彌陀如来)・法(浄土三部経・正信偈・和讃・御文章など)  (浄土の往生人・念仏同行たる僧侶・門信徒)の三宝現前の場であること、生きるものす   べての帰依所(よりどころ)を象徴するものであ ...

一、この問いを掲げたねらい  寺や仏壇は仏(本尊阿彌陀如来)・法 ...

6. 地獄も極楽もこの世にあると聞く。要は、こころの持ち方次第ということではないか。

6. 地獄も極楽もこの世にあると聞く。要は、こころの持ち方次第ということではないか。

一、この問いを掲げたねらい    浄土といい極楽といい、死語になりつつある。代わって天国が、若い世代では市民権   を得てきている。念仏を称える人がいなくなってきたせいであろう。    浄土真宗は、人間のおもわくを越えた阿彌陀如 ...

一、この問いを掲げたねらい    浄土といい極楽といい ...

7. 心から祈ることが信心ではないか。

7. 心から祈ることが信心ではないか。

一、この問いを取り上げたねらい   浄土真宗でいう信心は、一般通念としての信心とは根本的な違いがある。ここにこ  そ浄土真宗の特徴がある。他力の信心と呼ばれ、浄土の大菩提心と讃えられることの  意味を確認したい。 二、さまざまな意見──話し合いのヒント ...

一、この問いを取り上げたねらい   浄土真宗でいう信心は、一般通 ...

8. 仏法と社会問題とは別次元のものではないか。

8. 仏法と社会問題とは別次元のものではないか。

一、この問いを取り上げたねらい   仏法をよりどころとして生きようとするとき、社会問題は別といってはいられない  はずである。人の苦しみに共感し、社会に渦巻く人間性を傷つけるさまざまな問題を  自らの課題と受けとめることは大乗仏教の原点であり、問題と取り組む ...

一、この問いを取り上げたねらい   仏法をよりどころとして生きよ ...

9. 何故いまさら部落問題を取り上げて、寝た子を起こすようなことをするのか。

9. 何故いまさら部落問題を取り上げて、寝た子を起こすようなことをするのか。

一、この問いを取り上げたねらい  あらゆる差別の中で最も深刻な差別であり、しかも人為的・社会的に作られた差別が 部落差別である。そして、「それでも親鸞聖人の教えを受け継ぐもののすがたか」と、 私たちの宗門の鼎の軽重が問われる重大課題でもある。現在の社会にはさ ...

一、この問いを取り上げたねらい  あらゆる差別の中で最も深刻な差 ...

10. 宗教界から靖国神社の公式参拝に批判があるのはどういうことか

10. 宗教界から靖国神社の公式参拝に批判があるのはどういうことか

一、この問いを取り上げたねらい  国家と宗教の癒着は、信仰の空洞化をもたらすばかりでなく、政治の批判を許さぬ硬 直化を招き、逃げ場所のない思想弾圧体制をもたらす。特に靖国神社は戦死礼讃の宗教 故に、これを国家が利用することは、危険というより恐ろしいことである ...

一、この問いを取り上げたねらい  国家と宗教の癒着は、信仰の空洞 ...