連研ノート T Ⅱ

連研の実施を通してめざすものとは何か

連研の実施を通してめざすものとは何か

1. 門信徒会運動・同朋運動が起こされねばならなかった宗門の課題 念仏の声の聞こえない宗門という現状参詣者の減少からくる危機感名ばかりの門徒、形ばかりの僧侶という反省背景に、産業構造の変化に伴う宗門の社会基盤の崩壊家族体制の変容地域共同体や親族共同体の ...

1. 門信徒会運動・同朋運動が起こされねばならなかった宗門の課題 ...

連研を取り巻く状況の変化

連研を取り巻く状況の変化

1. 受講対象者の質の変化 一通りの聴聞を重ねた門徒・毎朝お内仏にお参りする習慣ある門徒・口は思いが法義には愛着と関心が深い門徒という連研発足当時の門徒とは全く違ってきている。日常、お内仏にお参りすることもなく、寺参りもしたことがなく、したがって作法も ...

1. 受講対象者の質の変化 一通りの聴聞を重ねた門徒・毎朝 ...

連研ノート改訂要項

連研ノート改訂要項

1. 従来の「連研ノートT」の企画方針 初心者向け地方色重視帰依三宝の仏弟子育成宗門の課題に対応 2. 改訂のねらい 社会状況の変化に対応(靖国・同和・他宗教)教義の基本と社会問題との取り組みのつながりの不明確さを克服十余年間の僧侶研修、組 ...

1. 従来の「連研ノートT」の企画方針 初心者向け地方色重 ...

この連研ノートの「問い」の流れに込めた意味について

この連研ノートの「問い」の流れに込めた意味について

すでにあるものとしての宗教は何故生まれたのかを考える中で、私にとって宗教とは何なのかを探り当てるために、まずこの問いを掲げた。仏法僧の三宝に帰依して仏弟子となり、仏弟子として生きることが仏教徒の基本である。帰依所(よりどころ)としての、仏とは何か、法とは何か ...

すでにあるものとしての宗教は何故生まれたのかを考える中で、私にと ...

この連研ノートを使用しての問題提起(司会・まとめ法話の仕方について)

この連研ノートを使用しての問題提起(司会・まとめ法話の仕方について)

 あくまで、標記の問いを中心に、問題提起・話し合い・まとめが行われるように注意したい。 標記の問いそのものが問題提起である。その補足説明として、その他のものは掲載してある。問題提起は時間的には五分~十五分が見込まれる。「標記の問い」「この問いを取り上げたねら ...

 あくまで、標記の問いを中心に、問題提起・話し合い・まとめが行わ ...

1. 世の中にはさまざまな宗教がある。宗教は何故生まれるのか。何故仏教でなければならないのか。

1. 世の中にはさまざまな宗教がある。宗教は何故生まれるのか。何故仏教でなければならないのか。

1. この問いを掲げたねらい  仏教が世に出現せねばならなかった課題とは何かを明らかにしたい。そのことは、取りもなおさず自らの現在位置を見定めることでもある。 2. さまざまな意見(話し合いのヒント) 悩みや苦しみから逃れたいという願望や、 ...

1. この問いを掲げたねらい  仏教が世に出現せねばならな ...

2. 神も仏も守ってくださる点では同じではないか

2. 神も仏も守ってくださる点では同じではないか

1. この問いを掲げたねらい  仏(如来)とは何かを明らかにしたい。この点を聞き開くことこそが聞法の肝要である。 2. さまざまな意見──話し合いのヒント── お釈迦さまといっても、要は私たちと同じ人間であろう。阿弥陀様とお釈迦様とは違うの ...

1. この問いを掲げたねらい  仏(如来)とは何かを明らか ...

3. 要は「おかげさま」ということであろうから神仏を区別しなくてもよいのではないか

3. 要は「おかげさま」ということであろうから神仏を区別しなくてもよいのではないか

一、この問いを掲げたねらい  ・神を祭るこころの内実を問うことを通して神と仏の違いをあきらかにしたい。力に   よってエゴイズムを果たそうということでよいのかを自らに問いなおしたい。 二、さまざまな意見──話し合いのヒント──  ア 神さまとは、我々み ...

一、この問いを掲げたねらい  ・神を祭るこころの内実を問うことを ...

4. 亡くなった人の供養には、読経が一番のご馳走と聞くが、お経は生きている人のためめに説いてあるという人もある。どういうわけなのか。

4. 亡くなった人の供養には、読経が一番のご馳走と聞くが、お経は生きている人のためめに説いてあるという人もある。どういうわけなのか。

一、この問いを掲げたねらい   読経・勤行の意味を確認したい。読経は仏陀説法の再現であり、法に帰依し、法を  供養することである。この私が不滅の呼び声を聞くということでもある。そのことが    仏の徳を讃える報恩のいとなみともなるのである。 ...

一、この問いを掲げたねらい   読経・勤行の意味を確認したい。読 ...

5. 寺参りや仏壇のお守りは年をとってからでもいいのではないか。

5. 寺参りや仏壇のお守りは年をとってからでもいいのではないか。

一、この問いを掲げたねらい  寺や仏壇は仏(本尊阿彌陀如来)・法(浄土三部経・正信偈・和讃・御文章など)  (浄土の往生人・念仏同行たる僧侶・門信徒)の三宝現前の場であること、生きるものす   べての帰依所(よりどころ)を象徴するものであ ...

一、この問いを掲げたねらい  寺や仏壇は仏(本尊阿彌陀如来)・法 ...