連研ノートC(法話集)

仏教では「すくい」とか「さとり」とかいいますが、 それは同じでしょうか。

仏教では「すくい」とか「さとり」とかいいますが、 それは同じでしょうか。

『如来無蓋の大悲を以て三界を矜哀す。世に出興する所以は道教を光闡し、群萌を拯ひ恵むに真実の利を以てせんと欲してなり。』(大経上巻出世本懐の文 註釈版 P9)  救いと悟りは同じか違うかということでございますけれども、このテーマはある意味で言いますと仏教 ...

『如来無蓋の大悲を以て三界を矜哀す。世に出興する所以は道教を光闡 ...

仏も神と同じように、人間がつくり出したものではないでしょうか。

仏も神と同じように、人間がつくり出したものではないでしょうか。

『涅槃経』(如来性品)にのたまはく、「仏に帰依せば、つひにまたその余のもろもろの天神に帰依せざれ」と。『般舟三昧経』にのたまはく、「優婆夷、この三昧を聞きて学ばんと欲せんものは、{乃至}みづから仏に帰命し、法に帰命し、比丘僧に帰命せよ。余道に事ふることを得ざ ...

『涅槃経』(如来性品)にのたまはく、「仏に帰依せば、つひにまたそ ...

真宗では、先祖供養をしないと聞きますが、年回法要や墓前などのお経は先祖供養ではないでしょうか。

真宗では、先祖供養をしないと聞きますが、年回法要や墓前などのお経は先祖供養ではないでしょうか。

親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。そのゆゑは、一切の有情はみなもつて世世生生の父母・兄弟なり。いづれもいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母をもたすけ ...

親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候 ...

「他力本願」ですくわれるのなら、べつに聴聞したり念仏を称えたりしなくてもよいのではないでしょうか。

「他力本願」ですくわれるのなら、べつに聴聞したり念仏を称えたりしなくてもよいのではないでしょうか。

自力のこころをすつといふは、やうやうさまざまの大小の聖人・善悪の凡夫の、みづからが身をよしとおもふこころをすて、身をたのまず、あしきこころをかへりみず、ひとすぢに具縛の凡愚・屠沽の下類、無碍光仏の不可思議の本願、広大智慧の名号を信楽すれば、煩悩を具足しながら ...

自力のこころをすつといふは、やうやうさまざまの大小の聖人・善悪の ...

「成仏する」といいますが、それは私の現実の生活とどのようなかかわりがあるのでしょうか。

「成仏する」といいますが、それは私の現実の生活とどのようなかかわりがあるのでしょうか。

無明の大夜をあはれみて 法身の光輪きはもなく 無碍光仏としめしてぞ 安養界に影現する久遠実成阿弥陀仏 五濁の凡愚をあはれみて 釈迦牟尼仏としめしてぞ 迦耶城には応現する(浄土和讃 諸経讃 註釈版 P572)   どなたもようこそお集まり下さいました。  ...

無明の大夜をあはれみて 法身の光輪きはもなく 無碍光仏としめして ...

私がこの世でいろいろな苦を受けるのは、全て前生の因縁・過去世の業なのでしょうか。

私がこの世でいろいろな苦を受けるのは、全て前生の因縁・過去世の業なのでしょうか。

不可称不可説不可思議の功徳」といふことは、かずかぎりもなき大功徳のことなり。この大功徳を、一念に弥陀をたのみまうすわれら衆生に回向しましますゆゑに、過去・未来・現在の三世の業障一時に罪消えて、正定聚の位、また等正覚の位なんどに定まるものなり。(御文章五帖目第 ...

不可称不可説不可思議の功徳」といふことは、かずかぎりもなき大功徳 ...

「仏法をよろこんでいる」といいながら、現実の社会における差別の問題に無関心な人もいますが、どう思われますか。

「仏法をよろこんでいる」といいながら、現実の社会における差別の問題に無関心な人もいますが、どう思われますか。

諸仏三業荘厳して 畢竟平等なることは 衆生虚誑の身口意を 治せんがためとのべたまふ(高僧和讃 曇鸞讃 註釈版 P586)  皆さんようこそお参り下さいました。 仏法をよろこんでいるといいながら、現実の社会における差別の問題に無関心な人がありますが、どう ...

諸仏三業荘厳して 畢竟平等なることは 衆生虚誑の身口意を 治せん ...

靖国神社の国家護持に、私たち真宗者はなぜ反対するのでしょうか。

靖国神社の国家護持に、私たち真宗者はなぜ反対するのでしょうか。

 佛の遊履する所、國邑・丘聚化を蒙らざるは靡し。天下和順に、日月清明に、風雨時を以てし、災レイ起らず、国豊に民安く、兵戈用ふること無く、徳を崇び仁を興し、務めて禮讓を修す。(大経下巻 註釈版 P73 )  靖国神社問題ということで、非常に大きな政治問題 ...

 佛の遊履する所、國邑・丘聚化を蒙らざるは靡し。天下和順に、日月 ...